テクノロジーとベストプラクティスで手軽に省エネを

1. 断熱ボイラーを備えたマシンを使用する

断熱ボイラーを備えたコーヒーマシンを使用することは大切です。実際、ボイラー周りを断熱することで、意図しない熱損失を防ぎ、エネルギーを節約することができます。

このテクノロジーを採用したランチリオマシンでは、断熱と保護に特に適した複素環式化合物ベースの被覆材によって断熱が保証されています

2. 温度安定性に留意する

一日の中で、高稼働時間帯と、休憩時間や低稼働時間帯が交互に繰り返されると、コーヒーマシンのパフォーマンスに大きな影響を与えかねません。

この問題を回避するため、ランチリオのシングルボイラーコーヒーマシンには、Steady Brewシステムを、最上位機種から新製品のClasse 7やClasse 5に至るまで搭載しています。ランチリオ・グループが特許を取得しているこのソリューションは、ピーク稼働時にも、低稼働時にも、優れた温度安定性を保証します。さらに、エネルギーの無駄を最小限に抑え、スチーム性能を制限することなく、ボイラーを1バールに維持しながら、異なるコーヒー温度を設定することができます。

3. Advanced Boiler Management (ABM) システムを使用する

ABMは、マシンの消費電力を管理し、最適温度に再度戻すために必要となる、急激かつ高容量のエネルギー消費を避けることができます。

4. 適切な稼働時間設定をする

しかし、少なくとも4時間のダウンタイムがある店舗、つまりコーヒーを提供する大多数の店舗では、稼働時間を調整できるコーヒーメーカーを導入することで、純然たる節約が可能になります。

5. 非稼働グループをオフにする

とても有効な助言のひとつは、各時間帯に応じて必要なグループヘッドのみを使用し、それ以外のグループヘッドのスイッチを切り、熱湯の無駄遣いを防ぐことです。

ランチリオのClasse 11 Xcelsius、Classe 20 ASB、ランチリオスペシャリティのRS1などのマルチボイラーモデルを際立たせている特徴は、総エネルギー消費量にあります。これらのマルチボイラーコーヒーマシンは、グループ数が同じ場合、シングルボイラーコーヒーマシンと同じエネルギー消費量でありながら、より充実した省エネテクノロジーを搭載しており、常に高品質な一杯を提供できます。

6. 熱湯の使用を最適化する

ウォーターエコノマイザーは、低・中級機種であっても、冷水と熱湯を混合して適正な水温を設定することで、多くのエネルギーを消費するボイラーから熱湯だけが取り出されるのを防ぐことができます。

Classe 5を除くランチリオの各機種には、電気と水の消費量を抑えるエコノマイザーを搭載することができます。

7. 無駄のないフラッシュ

Classe 20をはじめとするランチリオの最上位機種では、フラッシュの量と持続時間を設定することができます。この持続時間を2～3秒に設定すれば、熱湯の無駄遣い、つまり電気の無駄遣いを防ぐことができます。

8. Eco Modeを起動する

ランチリオのClasse 11やランチリオスペシャリティのRS1などの、Eco Modeを搭載したコーヒーマシンは、ボイラー内の水と蒸気の比率を最適化し、理想的かつ動的な水管理を行うことで、最大のエネルギー削減を実現します。

9. 自動ワンドを使う

最適なミルク品質を達成するのは簡単ではありません。そのため、消費量を最適化し、フォームドミルクの質感と温度を均一にする自動スチームワンドが開発されました。

ランチリオ・グループが特許を持つiSteam自動スチームワンドには、2つのボタンが付いており、ミルクを温めて泡立てる「カプチーノ」と、温めのみを行う「ラテ」機能をプログラムすることができます。

10. 調節可能カップウォーマーを採用する

他の細かい省エネ対策と合わせて、カップウォーマーを使用しないときはその電源を切っておくことも有効です。

温度調節が可能なカップウォーマーは、ヒーターを常に最大出力で作動させることなく、必要のない時にはエネルギー消費を抑えます。

11. IoTマシンを選ぶ

Connectは、ランチリオ・グループが開発したパワフルなIoTソリューションです。本システムを使用して、事前にエリア内の活動スケジュールを計画することで、オンサイト介入を大幅に減らし、サービスルートを最適化し、リモートソリューションを増やせるため、結果としてコスト削減を実現することができます。